講師:美登英利さん/ミトグラフィコ主宰 [www.mitografico.jp]
近年、文字を効率的にやりとりできるフォントがコミュニケーションの中心になる一方で、手書きの文字の独自性に注目が集まってきた。広告、ロゴ、パッケージといった現場でも、毛筆による手書き文字、いわゆる「デザイン書」が盛り上がりを見せている。
書というとその伝統や権威、あるいは悪筆へのコンプレックスから敬遠してしまう人も多いだろう。
しかし、「いい文字」を書くことと芸術としての書は別ものだ。
自らも書道経験のないところから出発したというデザイナーの美登英利は、「書そのものを自分でデザインする」という発想に立ち、デザイン書をタイポグラフィとならぶひとつの手法として実践してきた。
あなたにもできるデザイン書の自由な魅力とその考え方について美登氏が初めて語る待望の講演!
●美登英利(みとひでとし)
1955愛媛県生まれ/1985グラフィックデザインスタジオ ミトグラフィコ設立/1990作品集「sho by mito」を出版/1990-92書の個展を日本各地で開催/1991書をモチーフとしたポスター「花」「水」「鴬」で国際タイポグラフィ年鑑グランプリを受賞/1991「日本の伝統音楽」CDジャケット デザインで国際タイポグラフィ年鑑入賞/1992ポスター「色相の詩学展」「ポップアート展」で神奈川ポスター展優秀賞受賞(神奈川県川崎市民ミュージアム収蔵)/1998世界医師学会主催核廃絶運動シンポジウムにポスター出展/1998「リョービ書体ポスター百花展」参加/1999 「書の印象美登英利一人展」東京神田文房堂で開催/2000「陶器と書二人展」東京仁秀ギャラリーで開催/2009詩と書二人展を東京HABA銀座店で開催/2009作品集「書林」を出版/2011一般社団法人日本デザイン書道作家協会アドバイザー就任/2011日中韓タイポグラフィの祭典 タイポジャンチに出展/2019和雑貨ブランド「花之間」の開発・販売を開始/2019富山デザイン展審査員/タイポグラフィ学会会員